もりかどの教育現場調査】
未来の守口市や門真市、もっと広く言うと日本を支えるのは今の子どもたち。
いま現在だけでなく、将来も安心して住みよい街をつくるためにも子どもの育成は必要不可欠です。
全国学力テストが浮き彫りにした様々な課題をどう克服していくか。
さらに学校だけではなく地域との連携も重要です。
教育の分野を調査し、地域のみんなで子どもたちを育てていきましょう。
リポーターの二人はそれぞれの市に分かれて調査です。
まずは上林リポーター。門真市の教育委員会を訪れました。
学校教育課の小寺さんからは現在の教育への取り組みについてお話をお伺いしました。
主に基本的な学力を上げるため、朝に反復学習(漢字や算数など)をおこなったり、学校によっては検定試験に力を入れているところもあるそうです。
教育委員会としては市内の全小中学校にクーラーを設置したこと。
暑い夏でも快適な教室で勉強に集中できるようにしました。
また、さまざまなプロジェクトも実行しています。
小学校では「ことばの時間」、中学校では「コミュニケーション」の時間を新たに設置し、国語・英語などに力を入れています。
また、小学校と中学校が連携して一貫した教育を受けられるように環境を整えているそうです。
続いて生涯学習課の白川さんからは、「学びやキッズyouth事業」について。
学校教育のほかに放課後や週末を利用して自習室を開設しています。
また平成21年4月からスタートした「サタスタ(サタデースタディークラスの略)」。
門真市内の全小・中学校で土曜日の午前中に開設しています。
主に図書室を利用して、地域の学習アドバイザーの方やボランティアの安全管理員の皆さんが協力して運営してくださっているそうです。
今は安全管理員の登録者数が230名を越えているそうで、地域のみなさんの協力が非常に大きいことが伺えました。
後半は移動して門真市立第一中学校へ。
実際に学校支援コーディネーターとして活躍されている奥田さんにお話をお伺いしました。
奥田さんはコーディネーターとして第一中学校の科学部をお手伝いされています。
元々電気関係のお仕事をされていた奥田さん。
今日はビデオデッキを自分たちで分解して中はどのようになっているのかを研究していました。
中学生だけではなく、顧問の先生も一緒になってクラブ活動に取組んでいました。
対する中庭リポーターは守口市の教育について調査です。
守口市立下島小学校で教育センターの方にお話をお伺いしました。
教育センターの福岡さんからは、守口市の教育の取り組みについて。
永住の町 もりぐちを作るためには、まずは教育を整えるべきとの考え方から、「教育の町 もりぐち」を目指してよりよい教育を行うために日々研究されています。
守口市の教育は、全国学力・学習状況調査から見えてきた課題をもとに「学力向上・学習状況改善重点プラン」を作成しました。
それを指針として教育を進めています。
具体的には3つの重点プランがあります。
1.「学び力向上プラン」
2.「言語力(国語力)育成プラン」
3.「家庭学習応援プラン」
後半は浜口さんから来年度守口の小中学校に導入される電子黒板についてレクチャーがありました。
電子黒板って・・・こんなんです


50インチの液晶テレビを想像してください。
それがタッチパネル化されています。
自由に文字を書いたり消したりすることができます。専用のペンでも、指でも書くことができます。
電子黒板の真下にはカメラが設置されていて、ビデオカメラやデジタルカメラのように使うことができます。
撮ったものは即座に画面に映し出されます。
また、電子黒板用の教材もあり、音声も出るので、英語の授業などには美しい発音も確認できます。
この日はちょうど下島小学校で電子黒板を使っての研究授業だったそうです。
来年度(4月から)には守口市内の全小学校の5・6年生、中学校1年生の各クラスに設置されます。
それ以外の学年には50インチの液晶テレビが設置されるそうです
装置をつけると電子黒板に変身するそうです!!
一番後ろの席の生徒でもよく見えるようになります。
ただ、この電子黒板はあくまでも補助的なものとして活用するよう、教員にたいする教育指導を行っているそうです。
先生たちも教えるために勉強をしなければならないので大変ですね。
でも、この電子黒板をうまく利用すれば、生徒たちの勉強に対する興味も倍増するのではないでしょうか?
これからが非常に楽しみであり、うらやましいですね。