門真といえば・・・蓮根

ちょうど今がシーズンでもある、門真が誇る河内レンコン。
もっともっと、詳しくなろうということで、探偵団メンバーが調査に出かけました

まずは、河内れんこんそのものから徹底的に調査です

上林リポーターが蓮根畑へ。中西農園の中西正憲さんにお話をお伺いしました

今がシーズン真っ只中ということで、収穫などに大忙しのところ、快く取材にお答えくださいました

河内れんこんは、鉄分が非常に多く、特に炊いたときには非常にもちもちとした食感。
お芋のようにホクホクしているのが特徴です。
そして、大きさは長いものでは2m、重さは3kg近くになるそうです

最盛期だった昭和30年ごろには200ヘクタールあった蓮畑は今は40分の1ぐらいになっているそうです

それだけ貴重なれんこんだということがよくわかります。
食感や味の良さから、高級食材ともいわれています。
年に1回は門真市内の小中学校の給食にもてんぷらにして出されるそうです。
中西さんは実は「れんこん屋」という、れんこん料理専門店も経営されています

お料理のメニューはもちろんれんこん、れんこん

今回は、れんこんの煮物と蓮根(はすね)もちをご用意してくださいました

カンちゃん、大喜びです

また、れんこんに関連したイベントとして、「春日若宮おん祭 河内蓮根奉納行列」というものがあります。今年で5回目。
ちょうど放送日の翌日、12月4日に行われるそうです。
今から140年前、河内蓮根を奈良方面に出荷する道中で山賊に奪われることが頻繁に起こったそうです。
それをどうにか防ぐことはできないかと村人が考えたことが、奈良の春日大社にれんこんと石灯籠を寄進して、御用提灯を授かるということ。
村人たちからお金を集め、春日大社に寄進されたそうです。
それ以後、道中襲われるということはなくなり、河内れんこんの販路の拡大につながったということです。
その民話がきっかけとなり、2006年から毎年この時期に昔のようにれんこんを春日大社に奉納する行事が行われています。
今年は奈良までのおよそ28kmを駅伝方式で走って行くそうです

明日、無事に到着されることを祈っています

そして、中庭リポーターはといいますと、「飲むレンコン」を求めて調査に出ました

行き着いた先は、門真市宮野町の木村酒類販売株式会社。代表取締役の木村茂さんにお話をお伺いしました。
ここで紹介していただいたのは、れんこんが原料となって作られた焼酎、『蓮の宴(はちすのあかり)』
門真を明るく元気にするために「門真の自慢作り」をしようということで始まった企画。昨年、初めて商品化されました。
商農工が連携し、構想から1年ぐらいで商品化までに至りました。
味は、原酒のままで味わってもらいたいという願いから、アルコール度数38度ですが、飲み口はかなりすっきりしているけれど、飲みごたえのしっかりある焼酎だそうです。
容器にもこだわりがあり、「門真の自慢」の一つでもあるPanasonicの裸電球の形をしています。
この蓮の宴に門真が凝縮されているわけです。
企画・製造過程では、すべてが楽しかったとおっしゃる木村さん。「苦労」と感じたことはないそうです。原料となるれんこん・焼酎・容器・パッケージ(箱)・印刷などすべてが門真の企業のみなさんの協力があってこそできたもの。
みなさんの門真愛がたっぷり詰まっています。
この焼酎は年間300本しか製造されません。
それを出来るだけ多くの門真の皆さんに飲んでいただきたいということで、この焼酎は門真市内の飲食店にしか置いていません。(飲めるお店はこちら→ http://blog.livedoor.jp/hachisunoakari/)
それらのお店に行っていただいてぜひ飲んでみてください

最後に中庭リポーターが行ってくれたのは、その蓮の宴を実際においている飲食店。
門真市野里町にある炭火焼鳥「信玄」の今蔵さん。
この蓮の宴はお店側から薦めるというわけではなく、店内の目に付くところに貼られているポスターを見て、興味を持たれた方に河内れんこんのお話を添えてお出しするというようにされています。
この焼酎からお客さんとの会話を楽しまれているそうです。
飲まれたお客さんは原酒なのにすっきりして飲みやすく、おいしいというご意見が多いとのこと。
今蔵さんご自身もれんこんの収穫の時期から携わっていらっしゃって、商品に対する思いも一入です。
もちろん、焼き鳥にもばっちり合いますよ

それ以外に、門真れんこん発掘隊という若者が中心となってやっている団体もあり、
河内れんこんを軸に、門真のみなさんが協力しあって地域を盛り上げようとされていることがとてもよくわかりました
